こーちゃんの日記

22歳。今春から金融機関で社会人。本気で楽しい仕事、人生を追い求めています。

大企業かベンチャーかという議論

結論から入ると、二択で答えを出そうとすることに違和感を感じています。3年目、5年目、10年目...と先輩社員を見た時に、自分の人生を置き換えたい人が存在するかどうかなのではないかと思います。つまり、部活でも塾でも同じように、先輩を参考にしつつ志高い夢や目標をしっかり定め、それぞれが高め合える環境にないと、いずれかが欠けてしまうと空回りしたり流されたりして精神的にしんどいということです。

また、一方で新卒は「石の上にも3年」という暗黙のルールのようなものが存在しています。確かに採用・育成コストが多大で回収できるのがちょうど3年目かもしれませんし、実際に社会人として一人前になれるのが3年目なのかもしれません。ですが、そのような環境にいくら身を投じても、企業には申し訳ありませんが、今の若さと気力を浪費してるだけなのではないかと薄々感じています。というか、それで辞められたら単なる企業の投資の失敗なのかもしれませんし、結果的に仕事をチェンジして、より社会に還元できるようになれば良いことなのかもしれません。

そんな中で実際に大企業に身を投じてみて、当たり前かもしれませんが仕事が細分化されすぎて若いうちから一つのまとまったプロジェクトに関われることは無いと感じています。まして金融業界は人を支える「手段」の仕事なので、3年目以上になると第二新卒の終了と共に、日々の成果や出世にばかり目がいってしまうような気がしてきています。

確かに、多くの人の生活に影響を与える立場ということで、一つ一つをきっちりすることで信頼が重要になってきますし、先輩方を見ていると年次が上がるにつれて強く意識されて仕事をされていることにプロ意識は感じます。

話を戻すと、議論的にはどちらかと言えば、ベンチャー企業の方が仕事の裁量が与えられており、というか人が足りていないのでそれぞれが切磋琢磨できますし、社会に事業を生み出していくというワクワク感を持ちながら働けるという面では満たしていると思います。ただそこでも、若いうちから成長を謳って何を持って成長かが定義されていない怪しげな会社もありますが。

ただ今回の議論では、企業の仕組みによっては大企業でも十分成長できる環境があると思うということです。

・入社時からポジションが決まっていること
・自らプレイヤーになって夢や目標を創り出しやすこと
・市場が大きいこと
成果主義(UP or OUT)
・目標となる夢を追いかけている先輩がいること

大方これらが重要なような気がしてきて、近いのが総合商社だったり、許容しているのがやはり外資系なのでしょうかね。ただ、これが本当なら大企業でありながらベンチャー要素を兼ね備えられる外資ダブルスタンダードってどんな経営スタイルなんだ...。少し本を漁ってみます。それにしてもなぜ日系にはそんな企業が無いのでしょうか。年功序列、終身雇用、総合職、経団連といった慣習的なものが邪魔しているのですかね。

あまり偉そうなことは言えませんが、財務会計面を強くしたいと入社しましたが、あまりに細分化された仕事で夢を持ちづらく、目先の資格の勉強ばかりこなして飲み会が多い今の環境に違和感しか感じません。皆さん優秀ですが、昔からやることに対して自分がやる意味を常々考えて来たので、夢を描けない先輩像と自分との乖離葛藤が大きいところです。本気で何とかしないと...。