こーちゃんの日記

22歳。今春から金融機関で社会人。本気で楽しい仕事、人生を追い求めています。

22歳になって考える将来の夢

社会人になって7日目。正直、不安でいっぱいだ。

振り返れば、高校時代は「やりたいこと」も無いまま、ひたすら詰め込まれる日々に矛盾を感じて勉強の手を止めてみて。かといって、他の活動をする余裕すらも与えられなくて、ただ立ち止まってみて。特段、得意なことも好きなことも無く、何の希望も無くて。

 
そして、最後の半年で、関西の最難関私大とその学部には何かあるかもしれないと思ってまだ見ぬ地平線の先の輝きを追い求めて。ところが、入ってもそこにはなんの輝きもない冷め切った事実しか無くて。そして、また進むべき方向を大きく見失っていて。

それからは、不器用ながらも手探りで色々な活動に参加してみて。

そうした末に、半年間ではあったが、ある企業の社長と非常に近い距離で商品開発に携わるチャンスがあって何かヒントのようなものを掴めたような気がして。

そこでは学生ながらも、自ら市場調査アンケートを作って街中に出向き、ニーズを探るところから始める。並行して競合他社の商品をリサーチしたり、企業風土や地域感も考えながら新たな新商品を企画するというものであった。さらにパッケージや販売展開までも考えることが出来る高度な内容であり、まるで子供が宇宙飛行士を夢見て創意工夫をくり返し、自分でペットボトル型ロケットを組み立てて飛ばすかのような気分だった。

また、経営に関しても一本道では無く、何か一つの物語と冒険心があって久しぶりにどこか少年心をくすぐられた。映画で言えばスタンド・バイ・ミーかもしれない。

だが、考案した商品の販売には一歩及ばず甘い夢はそこまで。

そんなこんなで、夢中になれる「何か」を探すため、大学時代は
自分なりにあがきにあがいたつもりだ。他には、海外を10カ国以上は歩き回って日本と比較してみたり、短期間、議員事務所の手伝いをすることで政治の世界も見た。ゼミにサークルに、アルバイトも塾講師から飲食店、鉄骨を運ぶような肉体労働までと幅広くやってみたり。

そして就職活動では、どうしても企業との商品開発の途切れた夢の続きを追いたくて、そのような状況に挑戦できる場を探して。けど納得のいく答えが見つからなくて。

苦心した末に見出したのが、それが僕にとっての「働く」ということであり、起業であり、創業まもないベンチャー企業への参画であると行き着いて。しかし、知識や経験があるわけもなく起業なんて地平線の先の先で。ベンチャー企業も少年心をくすぐるような今にも飛び込みたいと思う場をそう簡単には見つけることは出来ず。

結果、銀行の法人営業に就いてみた次第である。
暫くは「お金の回し方」と「経営ノウハウ」について深めようと思っている。
この選択肢で本当に良かったのかというのが不安であるが。

タイトルには将来の夢と書いたが、ようやく社会人となることで大きな一歩を踏み出せたが、まだまだ地平線の先は遠く見えなくて。ひとまずは今の環境で結果を出すしかない。